投稿者: 大浦社寺建築社
ハチドリ電力 インタビュー
西日本新聞 長崎県版 2020年11月21日
鹿児島工学院専門学校建築デザイン学科伝統建築見学会@吉野寺様
2014年に御本堂新築工事をさせていただいた吉野寺様にて、今年も鹿児島工学院専門学校の見学会が開催されました。
見学後は境内でBBQ、学生さん達からたくさん元気をもらいました。
快く受け入れていただいた御寺様に心より感謝申し上げます。
以下、鹿児島工学院専門学校HPからの抜粋です。
建築デザイン学科伝統建築見学会を実施
7月27日(水)に吉野寺(鹿児島市吉野町)で伝統工法による社寺建築見学を実施しました。本見学会は建築デザイン学科2年生が参加し,宮大工による講義及び建築物の見学を通して,日本の伝統工法による社寺建築についての知見を深めることを目的としています。
見学物件となった吉野寺では,本堂の設計施工を担当した(有)大浦社寺建築社から大浦与一社長が講師を務め,本堂ができるまでの詳しい内容と工程,そして技術等についての説明を行いました。学生からは「柱の立ちの修正方法」といった実務的な質問等が交わされるなど,大浦社長の言葉一言ひとことに学生らは興味深々でした。また実際に宮大工さんが使用する「かんな」や「のみ」等の一式を見ることもでき,研ぎ澄まされた道具を見て,学生らは驚きを隠せませんでした。
講義では同時に,本校建築デザイン学科の土居康紀講師より,社寺建築における設計についてや施工法について解説が行われました。また,土居講師は吉野寺客殿を設計・監理しており,木造在来工法等の設計についての解説が行われました。
午後からは大浦氏と土居先生の解説により吉野寺本堂と客殿を見学しました。学生達は本堂の細かい装飾を見て驚くとともに,客殿では木造工法の解説とともに天井のガラス瓦を使用した明り取りなど,設計で創意工夫した点などの説明がありました。
最後は,講師とともに吉野寺建築に携わった宮大工さんと学生の懇親会を行い,交流を深めていきました。
<見学物件概要>
・真宗大谷派 吉野寺 本堂・客殿
・設計・監理:土居康紀建築設計事務所
・本堂施工:(有)大浦社寺建築社
・客殿工事:(株)吉見工務店
・構造規模:本堂部 木造単層入母屋造本瓦葺向拝付本堂(七間本堂)
客殿部 木造在来工法平屋
延べ床面積 498.68㎡
<講師紹介>
(有)大浦社寺建築社 大浦与一氏(一級建築士)
享保年間(1700年代初め)肥前国,松浦藩(長崎県平戸市)の宮大工棟梁として初代創業。大浦社長は北部九州を中心に多数の社寺建築の新築・修復に携わってきた大浦家の第13代目として,多くの社寺の設計から施工を手がけています。
土居康紀建築設計事務所 一級建築士
本校建築デザイン学科設立時か都市計画,CAD設計,建築実務の講師を務めています。自身の人生経験をもとに,建築に対する厚い想いを学生らに語り,多くの学生らの信頼を集める熱血先生です。