台風の多い九州で、格子ガラス戸やアルミサッシから、木製の桟唐戸にリフォームされるご寺院様が増えています。
こんなことにお困りではありませんか?
▼ 台風の時に、不安(強風で建具がしなる・物が飛んできてガラスが割れるかもしれない)。
また、広い本堂の雨戸を閉めて回るのが大変。
▼ ねじ締まり錠等、建具が古いタイプで、施錠に手間がかかる。
▼ 建具のすべりが悪く、開閉に力がいる。
▼ アルミサッシだと、何だか味気ない。
木製建具にすると・・・
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【頑丈で壊れにくい】
一般的な格子ガラス戸に比べて框(かまち;建具の外枠、及び中に組まれている太い材)が多く、雨戸はいりません。
使用する米桧葉材は、数ある木材の中でも耐久性に極めて優れ、特に水湿には、日本桧よりも強いとされています。
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【安全】
上部採光部分の連子(れんじ)には、和紙調のアクリル樹脂板を使用しており、普通ガラスより軽量で、割れにくく、万一割れても破片が散乱しにくい、という特長があります。
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【快適】
真鍮(しんちゅう)の角レールとステンレスの戸車で、開閉が大変スムーズで軽い仕様です。
鎌錠(かまじょう)を採用し、ワンタッチで施錠が可能。
採光部分のアクリル樹脂板は、和紙調のものを採用。射し込む光を、障子のようにやわらかく演出します。
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【美しい】
鎌倉時代から受け継がれる、伝統的で重厚なデザイン。
一枚一枚、熟練した職人の手作り。鉋(かんな)仕上げの美しいツヤ、風合いを持ちます。
自然素材である木材で作られた建具は、時を経ることで、さらに味が出てきます。
さらにバリアフリーにも
西蓮寺様のご本堂は、調査させて頂いたところ、江戸時代の建立だったものの、構造部分がしっかりとしていました。また、各時代において、適切な修繕が施され、大切に守られてきていました。
その御本堂を次代につなぐ修築工事として、敷居・鴨居・長押(なげし)の取替え、落縁の拡幅、階段の勾配を緩やかにし木製手摺を設置、基壇の御影石の取替え、等を合わせて施工させて頂きました
近年、バリアフリー化を課題とされるご寺院様が多くなっていますが、西蓮寺様の場合も、その点を考慮した工事となりました。